2020-03-25 19:43:00最終更新日:2022-08-18 17:46:57
ARMENの年間を通して代表する素材、
ARMEN ”COTTON QUILT"
通常カットソーに使われる
コットンジャージー素材と中綿を
キルティングして作られた生地
『COTTON QUILT』
製品染めを施すことで生地に凹凸感が生まれ、
とても良い雰囲気の素材なのですが、
縮みが大きく、
製品化するまで何度も試作を重ねました。
そして2002年、
コットンキルト生地のアウターが誕生し、
ARMENが日本に初めて紹介しました。
フランス北部シャンパーニュ地方
繊維産業が盛んな町トロワを拠点に、
70年以上の歴史を持つ
老舗ファクトリーで生地は作られます。
カットソーの様にやわからな素材を
ダイヤ状にキルティング生地にするには
非常に高い技術と時間が必要とされ、
限らた工場でしか生地を作れません。
出来上がった生地は、
フランス・マレ・ブルトン地方の
工場で縫製を行います。
元々はワークウエアを中心に生産をしていましたが、
その高いクオリティから
現在は名立たるメゾンブランドから軍への供給品などの
生産も担っています。
ARMEN "COTTON QUILT"シリーズは
誕生から15年以上たった今も
生地から縫製まで
すべてフランスでおこなっています。
コットンキルトの魅力はその着心地です。
製品染めが施されたアイテムは
元の大きさと比べ約10㎝程縮んでいます。
その為、
一般的なストレッチとは違い
とても収縮性が高く、
見た目は細身ながら
体に馴染む独特の着心地になります。
袖を通すと、すっと体に馴染んでいく感覚。
着用時のストレスを感じにくく、
着ぶくれせず、
程よく暖かい素材感は春秋問わず
長く着ていただける1枚です。
フランスで作られた製品は
日本国内で製品染めを行います。
袖口や衿などと身頃部分、
同じコットン素材でも
キャンバスとキルトで生地が異なり、
色の出方が異なる為、
色をコントロールするには
とても高い技術が必要とされます。
製品染めで仕上がった製品は
少しヴィンテージ感のある独特な色味と
毎シーズン変わる豊富な色展開も
コットンキルトの魅力の一つです。
2020 F/Wシーズンでは全6色を展開をしています。
2020年秋冬の展開はジャケットが4型、コートが3型を展開しています。
画像のモデル左から。
"NAM0202B"
2002年のコットンキルト誕生以来、
変わらず年間を通して展開する定番モデル。
"NAM1407"
ノーカラーのジャケット。
”NAM0555”
2005年に誕生したより、
カジュアルな印象のフードタイプ。
"NAM2006A"
こちらのタイプは縦にステッチされたVERTICAL QUILTタイプです。
これまでのタイトめなフィッティングとは事なった
縦キルトを使ったオーバーサイズ気味の
Vネックジャケット。
オールシーズンで展開を行うショート丈に加えて、秋冬ではロング丈もバリエーションに加わります。
こちらもコットンキルトの定番です。
画像のモデル左から。
"NAM0362"
NAM0202Bの丈を長くしたコートタイプです。
こちらも2003年から15年以上続く定番デザインとなっています。
"NAM1486"
NAM1407のネックデザインは変えずにデザインされたコート。
スッキリとしたノーカラーは、ショート丈同様、
真冬はオーバーサイズやトレンチコートなどの下にインナーとして活躍してくれます。
"NAM0553"
NAM0555をベースに、若干サイズのゆとりを多くとったコートタイプ。
スッキリとしていながら、レイヤードも楽しめるデザインとなっています。
コットンキルトは
トレンドに左右されず、
愛され続けるARMENの定番です。
毎年デザインに改良を加えながら、
ARMENの定番素材として認知されている人気アイテムの一つです。